05Jan 2017
塾の日数が近年本当に増えています。
子どもの数が減って、家の中で子どもとお母さんが対峙する。毎日「勉強しなさい」と言い続けるのはいやだから、塾で勉強してもらって、ウチではまあ、のんびりしてればいいから、ということをお母さんは望んでいるのだろう、と思っているのか、まあ、週4日、5日という塾が出てきている。
それだけ行っていれば、何とかなるんだろう、と親も思いたいのかもしれませんが、しかし、多分できるようにはならないだろうと思うのです。
ただ、ただ教えられる、あるいは、その場で解かされるといっても、自分で考えていないと、できるようにはならない。
逆に家でひとりでやっても、自分で考えていれば確実にできるようになるわけです。
新6年生になって、塾の日数が4日以上になるのは、自分で復習できる時間が確実に減るので、空回りが始まる可能性が高くなります。直前期はまあ、そういうこともあるかもしれませんが、それはあくまでパワープレーであって、1年間もそんな生活は相当しんどい話だと思います。
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映像講演 第2回母親講座 家庭学習をどう充実させるか
最終更新日: 1/6/17, 5:55 AM
04Jan 2017
5年生の段階で、偏差値を気にする必要はあまりないと思うのです。
実際に偏差値はいつ必要になるのか、というと、受験校のラインナップを決めるときでしょう。しかし、第一志望というのは、行きたい学校として準備をしてきたわけだから、多少不足があったとしても、やはり第一志望を受けることが多い。
したがって、第二志望以下、特に安全校を決めるときに使うものです。それまでは、あまり使わない。
ところが、毎回組み分け試験で偏差値を見せられると、うちの子は45だ、とか50だ、とか、まあ、数字で見えてくる。
しかし、本当はその試験の総合点の位置を示しているだけで、同じ45であってもまったくその子の状況は違っているのです。国語ができて、算数ができていない場合があり、その逆も当然ある。
ところが偏差値でくくってしまうから、45の子、ということだけがイメージ化されてくる。これは特に本人に問題が出てくる。親の方はまだ、いろいろな子どもの可能性を考えられるが、子どもの方は「僕は45だから、60の子より劣るんだ」みたいな感覚が出てしまう。
まったくこれはプラスにならない。子どもは悔しがってがんばるだろう、などと思ってはいけません。子どもたちはむしろそれを事実として受けいれてしまうことの方が圧倒的に多いからです。
「君はもっと上の学校を受けてもいいよ」
とこちらが言っても、
「でも、僕は45だから」
みたいなことになりかねない。
だから、親も偏差値について、発言は注意した方が良いでしょう。まとめのテストは点数さえわかればいい、のです。
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最終更新日: 1/5/17, 5:55 AM
03Jan 2017
カリキュラムが速くなり、量が増えると必然的に取りこぼすことも増えます。
で、本当であればどこかで、取り戻すタイミングが必要になる。つまり、カリキュラムには多少の余裕がないといけないのです。
できる子は、まあ、そこで少し時間的余裕を取り戻せばいいし、できない子はそこで、できなかったことをやり直せば良い。
ところがそういう時間がまったく取れないことが多いのです。
だから、5年生ではむしろ基礎を中心にして、先にあまり進まない。その分、できないときに時間をとって取り戻せることが大事なのです。
フリーダムの内容はそういう意味では適度に余裕を持っていると思っています。それでも、結構量はあるから、今のカリキュラムがしっかりできていればそれで十分なのです。
それ以上のことをやろうとすると、時間的な破綻が起きる可能性があるので、注意が必要です。
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最終更新日: 1/4/17, 5:55 AM