23Dec 2016
自分で図を描く
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
子どもたちがやったテキストを見ていると、図にいろいろな書き込みが見られます。

中にはいろいろ考えて線を引いたために、実際の問題の図がわからなくなってしまう、ということもあるものです。

最近の子どもたちは自分で図を描くというのが下手になりました。これはやはり問題を板書したり、解説を写す作業が減っているからだと思います。テキストを配り、解答・解説を配れば、先生が板書した解説を写さずともわかるので、別に後で苦労しない。というので、板書を写さないということも多くなったかもしれません。

しかし、これでは子どもたちの図を描く力がつかない。

だから問題を解くとき、決して問題の図を使わない。自分で図を描くべきです。

問題の図は、そのまま情報としてとっておかないといけない。

だって書きこんで最早原型をとどめなくなったら、元になっている情報が正しいかどうか、わからなくなってしまうのです。つまり本人は確かめようがなくなる。

このことは、今後勉強を進めていくうえでとても大事なことです。

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最終更新日: 12/24/16, 5:55 AM
22Dec 2016
わからないことをごまかさない
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
4・5年生のうちは、とにかく「わからないことをごまかさない」ようにしなければなりません。

この態度は「やることが多い」ほど、身につきにくい。当たり前ですが、やはり、みんな早く終わりたい。

だから、まあ、いいや、この辺で・・・。

みたいなことになりやすい。もちろんそういう時もあるかもしれませんが、しかし、基本的に「わからないことをわかるようにする」のが勉強だから、わからないことをごまかすようになると、できるようにはなりません。

そのためには、最初のうちはある程度やる勉強を絞る必要がある。基本的にしっかり勉強できる態度ができあがってから、少しずつ量を増やしていった方が良いでしょう。

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21Dec 2016
効率を上げる(2)
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
必要な問題データは2つありました。

1つは志望校に合わせて、「よく出る問題」

もうひとつは本人の学習履歴から抽出される「できない問題」

よく出る問題は、これは過去問を当たればいいわけですが、過去問は出題傾向を表すものの、同じ問題が出る可能性はやはり薄い。その分、その出題傾向に合わせた類題を練習すればいいわけです。もちろん過去問の練習は最優先すべき課題であって、それをフォローする形での類題演習が必要でしょう。

これは出題された各校の問題をはじめ、過去のいろいろな問題を分類、登録することで類題を抽出することは可能です。で、それにはITの力を使うのが一番手っ取り早い、ということは間違いないでしょう。

同様に、できない問題も、子どもたちの学習履歴がわかっていれば、ある程度絞り込むことはできます。

これまでもこれは、模擬試験の結果などから、塾が用意したり、お父さん、お母さんが考えたりしているわけですが、まあ、どちらかといえばアナログ的な処理が多かっただろうと思います。

しかし、これも学習履歴を登録することで問題が解決します。

ただ、学習履歴を登録する、とはどういうことなのか。これはやはり演習問題の答え合わせをシステムで行うこと以外に道はありません。

それで現在採用しているのがWEB演習です。問題はすべてテキストに載っていますから、子どもたちが解くのは紙の上です。

しかし、テキストに答えは載っていません。あくまで答えを入力しないと答えが出てこないシステムになっているからです。で、答えを入力すれば一問ごとに答えが表示されて、答え合わせができるわけですが、一方でその解答履歴はシステムに蓄積されていくことになり、かつ、自分の解答の結果がわかるので、後からもう一度復習することによって、その履歴を変えることもできます。(つまり、あとからできるようになった、という学習履歴もまた加えることができるようになっているのです。)

一発勝負でなくとも、何回かやり直すうちに、履歴が更新されてできるようになっていくことが大事です。

で、そのためにはある程度余裕がなければいけない、ということになります。つまりやるべき問題数が一杯一杯になると、もう後から復習できないし、やり直しができない。

だから量的にはある程度絞ることが必要になります。ただ、だからといって5年生後半からはやはりある程度学習することも増えていくから、そのバランスをどうとるか、が難しいところではあるのですが、多からず、少なからず、という量を吟味してテキストに載せています。

これまでの学習履歴を積み上げることによって、何がわかっているのか、何がわかっていないのか、を吟味し、学校別傾向に合わせて練習すべき問題を優先して出題できるようにする、これが6年生に向けての演習システムになっている、わけです。

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