17Dec 2016
早い時期からの塾通いは、あまり賛成はできないのですが、しかし、受験する以上、がんばる時期は当然必要です。
ただ、それがあまりに長いと、精神的に疲れてしまうし、もとよりそんなに長くはやれないところがある。
例えば大学受験生の場合は、体力もあるから、さらに短期間でがんばることができるでしょうが、小学生の場合は体力がないから、まあ、そんなに長くもできないし、短期間に睡眠時間を削ってやる、ということもできないのです。
これは、できないし、やろうとするべきでもない。やろうとすれば、何らかの悪影響が起きるからです。しかし、半年ぐらいはがんばれるだろう、とは思います。つまりそれは受験前の半年。
締め切り効果もあるし、いろいろなことをやってきて、最後実戦的な勉強をしていると「出るもの」「出ないもの」がはっきり見えてくる。4/5年生のときは、そんなのは見えていないでしょう。土台、志望校も決まっていない。しかし、6年生の受験前半年は志望校も決まり、出題傾向も絞り込めるから、やらなければいけない勉強が具体的にイメージできる。
だから、がんばることもできるのです。で、もう一つ大事なことは、そこまでに疲れていないこと。また自分がダメだ、とも思っていないこと。
この2点は非常に大切です。ところがどうもこの時期に入る前に疲れたり、自信を無くしてしまっている子が多い。これがもったいない、といつも思うのです。
最後の半年間は本当に、がんばればかなりできるようになる時期です。ですから、ここでがんばれるように、その前は基礎の勉強に徹していくと良いでしょう。
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映像講演 第2回母親講座 家庭学習をどう充実させるか
最終更新日: 12/18/16, 5:55 AM
16Dec 2016
よく「算数の問題はじっくり考えさせてください」というお話をします。
子どもたちが自分で問題に取り組んでいくとき、いろいろなことを試しているうちに時間がかかってしまうことがあります。図を描いてみた、グラフにしてみた、そういう試行錯誤をやってはいるものの、実際に答えが出てこない。そろそろ答えを見たら?いや、まだ。
こういうときは、多少時間に余裕を持って子どものすることを見ていてほしいと思います。だって次にやらなければいけない問題が。その通りですが、これまでかけた時間を有効にする意味では、ある程度結論が出るまでは時間をかけるべきなのです。その試行錯誤の中で子どもたちの中にいろいろな経験が積まれています。これでは、だめなんだ、そうか。だめなんだという発見も大事なことなのです。そして、出来る場合もあるでしょう。最終的に「だめだ、わからん」という場合もあるでしょう。そこまで来て答えや解説を見ると、それこそ水が砂にしみいるように理解が広がります。それを中途半端にさえぎって、答えを見ても十分に経験があがっていないので、理解が進まないのです。
自分の頭で考えている以上、思考力を伸ばす練習は積んでいるわけですから、あまり問題数にこだわらずに進めてください。
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最終更新日: 12/17/16, 5:55 AM
15Dec 2016
子どもたちの月例テストの成績を見ていると、4教科の偏差値がそろわない子も少なくありません。
そう全部の教科ができるようにはならないものです。
でも、今のうちはあまりそろえない方が良い、と思います。
子どもにはやはり好き嫌いがあり、得手不得手があるわけだから、まず得意なもの、好きなものを伸ばすのがいいのです。
得意なもの、好きなものはやっていても苦にならない。できると思うから力もはいる。そして力がついていけばいいのです。
全体のバランスを取るのは6年生の夏休み以降で十分。。
そこそこできるようになるぐらいなら、1教科だけ「すごくできる」ようになってもらいたいと思います。
そうなると、どの科目もそこまでいく可能性を持つことになる。
その子の潜在能力はそのくらいあるということなのだから、さらに可能性が広がるでしょう。
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最終更新日: 12/16/16, 5:55 AM