30Nov 2016
フリーダムではWEB演習をするとき、答えは解答を入力しないと答え合わせができないようになっています。テキストの答えはない。したがって、最後まで答えを出すか、あるいは途中で断念して答えを見るしかないわけですが、なるべくなら答えあわせをお父さん、お母さんといっしょにやってほしいと思っています。
答えを簡単に見れるようになると、やはり答えを写す子どもたちが出てくる。これはどういう勉強のやり方をしても、それが簡単にできるとやはりつい写してしまう子どもがでてくるわけですが、そうなるとなかなか力がつかなくなる。
いくら時間をかけてもできるようにはならないのです。
子どもたちは、自分にとって都合の良い方に向かいやすいのです。本当はわかるということが自分にとって都合の良いことであるはずなのだが、そんな長期的な視野はあまり持ち合わせていない。それよりは、友達から貸してもらったゲームをやりたいとか、そんなことの方に眼が行きやすい。だから、本当にちゃんと勉強しているのか、(つまりそれは、時間をかけているだけでなく、わかっているのか?)ということを確認していかないといけないのです。
本当は、そんなことは確認すること自体、時間のロスだと思われるかもしれませんが、実際にはそんなロスを平気で積み重ねている子どもたちが多いのです。だから、私は量にこだわらないことにしている。それよりも何がわかって、何がわかっていないのかを明確に区別できることの方が必要だと思います。で、自覚のある子はそれが自分でできるかもしれませんが、それは6年生の後半になってからの話。
それまではやはりお父さん、お母さんの力が必要でしょう。
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最終更新日: 12/1/16, 5:55 AM
29Nov 2016
以前、比をやっているときに、どうしても理解できていない子がいました。
比べる、比べられるということが今一つピンと来ていないし、さらに言えば、比は単位がつかない。
この単位がつかない、がよくわからない。重さならkgだろう、容積ならリットルだろう。なぜ何もつかないのか。0.25だったものが突然1になったり、4になったりするのも解せない。
とまあ、そんな雰囲気でした。
で、この子の場合は、分数からやり直してみた。「え、そこまで戻るの?」と思われたかもしれませんが、進むのはいったん中止。
分数の計算をしながら、割合の考え方を復習してみる。太郎君のもっているお金の4分の1が1200円だったとして、なぜ1200円を4分の1で割るのか。案外、こんなところに盲点があったりするものです。
結局、比にもどれたのは6年生の夏休みでした。でも進むのをやめてよかったと思います。その後が順調だったから。
つまり、どこでひっかかったのか、わからないまま、カリキュラムの進めるままに勉強をやっても、わかっていないところがあれば、ぐらぐらした土台の上に家を建てるようなものだから、全体がしっかりするはずがありません。
中学受験は確かに6年生の終わりに締切がくるが、それ以外の締め切りはないのです。
だから、止まったってまったく構わない。
むしろ、不充分な理解のまま進むのならば、一度歩みを止めて、もう一度必要なところからやり直してみるのも効率の良い勉強法だと思います。
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最終更新日: 11/30/16, 5:55 AM
28Nov 2016
システム改善があって、子どもたちのこれまでのWEB演習の結果がすべて一覧でき、かつ、何をどう間違えたかも答案として出てくるようになりました。
ちょっと改善
こういうのは、やはりシステムあってのところです。
ノートにやった問題は、答えがあるかもしれないが、どの問題をやったのか、テキストなりプリントなりを引っ張り出さないといけないわけですが、そんなことは必要ない。
スイッチひとつで、答えや解説も出てくるから、「ああ、これを間違えたんだ」ということもすぐわかる。
で、こういうデータをひとつひとつとっていくことで、何ができて、何ができないかの整理が実は一気にできることになる。
できなかった問題は大事な情報で、それができるようになっていけば、それでいいわけです。
何も似たような問題を数字を変えて何回もやる必要はない。問題はたくさんあるわけだから、大事な問題だけ、しっかり練習できるようになっていけばいいのです。
さらに学校別のデータを加えて、学習効率をさらに高めていきたいと思います。
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最終更新日: 11/29/16, 5:55 AM