12Nov 2017
入試が近づいてきました。
冬期講習が終わると、埼玉、千葉、関西の入試が始まり、それが一段落したと思ったら、東京・神奈川の入試となり、その先には高校入試、大学入試と続いていくわけですが、まあ、いずれにしても受験シーズンが近づいているわけです。
したがって、残り時間でやれることは限られています。なので、ここで最後の学習計画をしっかり立てましょう。
あと、何をやるか?
私はここでは一点を取りに行くべきだ、と思っています。
つまり、1点でも多く取る工夫をする。
そのためには
1 知識を増やす。(暗記テキストをがんばる。)
2 試験のやり方を工夫する。(いかにミスを減らすか。読み間違い、計算ミスをなくすか。)
3 時事問題を勉強する。
3は学校によるでしょう。あまり出題されない学校であれば、考えなくてもいいと思います。
入試は僅差の勝負ですから、合格点付近にたくさんの子どもたちがいます。
その中でほんの数点で合格したり、補欠になったりするわけだから、1点でも多く取る工夫をすることが一番大事なのです。
漢字の書き取りはハネトメをしっかりやる。
歴史の知識も漢字でしっかり書けるようにする。
そういった細かいことを詰めていきましょう。
またどうしても不得意なことはもう一度時間をとってしっかり復習することです。いやだと思っている問題が出ると、弱気になってしまうから、なるべく不得意な分野は作らないようにする工夫も大事です。
冬期講習のお知らせ
新5年生、冬期講習のお知らせ
今日の田中貴.com
午後入試はやはりしんどい
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
最後に伸ばす子
中学受験 算数オンライン塾
11月13日の問題

最終更新日: 11/13/17, 5:55 AM
10Nov 2017
この時期の過去問は、素点と見込み点の乖離をできるだけ小さくする練習をするためにやるべきです。
素点とは、まず時間を計ってやったときの点数。
見込み点とは、答えあわせをした後、解答を見ずに間違いなおしをして、とれる点数。
解答を見ていませんから、自分の答えが違っていたという情報のみで、もう一度やり直したときにとれる点数が、見込み点です。
つまり、本来なら「とれる可能性があった」点数といえるでしょう。
この時期、この見込み点と素点の差が激しい子がまだまだ多いのです。だから、なるべく素点を見込み点に近づける努力をしないといけない。
直しが終わったら、解答・解説を見て復習するわけですが、その結果、わかった問題は後にできるようになるかもしれない。しかし、2回やってできなかったのだから、できないままで終わるかもしれない。
こういう問題は、本人にとって正答する可能性がそれほど高くない問題なのです。しかし、1回の直しでできる問題は正答する可能性が高かったのです。
正答の可能性が高い問題を落とすのは、もったいない。
だから復習した後に、見込み点で新たに増えた問題について、対策を考えます。
どうすれば、この間違いをなせるのか。次に同じようなミスをしないためにはどうすべきか。
その直すべき点を、本人が意識しない限り、何回過去問をやり、模擬試験をやっても同じ結果になります。ザルで水をすくうようなものです。
逆に素点と見込み点の乖離がどんどん小さくなれば、それだけ点数が上がり、合格可能性は今の力でも大分変わってきます。
この素点と見込み点の乖離を埋める直しと反省の作業をしない限り、何回やっても本人の点数はあがらないし、不安定なままになりがちです。
何年分をいつまでに終わらなくてもいいが、1年分やったら、「何か直せる」ようにしておきましょう。
冬期講習のお知らせ
新5年生、冬期講習のお知らせ
今日の田中貴.com
水の三態に関する問題
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
下線は大事なところに引くべきだが・・・
中学受験 算数オンライン塾
11月11日の問題

最終更新日: 11/11/17, 5:55 AM
08Nov 2017
僅差の勝負、ということをよくお話しします。
でも、どのくらい僅差なんだろうか。最後の数十人ぐらいが入れ替わるくらいなのか、と思われているかもしれません。
例えば複数回受験の学校の結果を分析してみると、一番やさしいと思われる第1回で不合格な受験生が、一番難しいとされる第3回で合格したりする。
で、試験が変わってもまず合格は間違いないだろうと思われるのは、全定員の3割から4程度でしょう。例えば200人の定員であれば80人ぐらいまでは概ね、どんな試験でも合格してくる、と考えられる。
しかしのこりの6割~7割ぐらいは、全部入れ替わると思っても過言ではありません。
そのうち、全体の半分ぐらいが五分五分の線、残りの1割を合格率20%とすると、合格する可能性のある子どもたちの数は、
80+100×2+20×5=80+200+100=380名となっておよそ2倍に倍率になる。
つまりこの2倍は誰が受かってもおかしくはない、ということになるわけです。
だから厳しい。複数回の受験でもいろいろな結果が出てくるわけです。だから、これから何より大事なのは正確さです。
できない問題は仕方がないが、得点できたはずの問題を落とすのはもったいない。
ひとつひとつていねいに解いていく姿勢を身につけてください。
冬期講習のお知らせ
新5年生、冬期講習のお知らせ
今日の田中貴.com
第298回 自信をつけるコツ
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
過去問が終わらない?
中学受験 算数オンライン塾
11月9日の問題

最終更新日: 11/9/17, 5:55 AM