26May 2017
6年生なのに、別にすごくがんばる、というわけでもない。
「ウチの子、受験生意識がないのよねえ」と思っていませんか?
いや、なかなか難しい問題だとは思うのです。何せ、受験経験というものがまずないでしょう。あるとすれば小学校受験かもしれませんが、それはもう遠い昔の話。本人がそれを覚えているかすら、わからない。なにせ、いろいろなところに連れ回された、という記憶しかないでしょうから。
だから、受験生とは何か?というイメージが湧かないのが当たり前なのです。不合格のイメージというのもあまり明確ではない。
例えばお兄ちゃん、お姉ちゃんが受験して、残念な結果であって、その後の我が家の暗い雰囲気を感じて
「ああ、なってはいけないんだ」
と思う子はいるかもしれませんが、しかし、こういう子は逆にあまりに悪いイメージを持ちすぎているところもあって、妙なプレッシャーがかかる可能性もあるのです。
実際に子どもたちが受験生としての意識を持ち始めるのは、実は小学校での会話から。
「~君も受けるんだって」
とか
「~さんはA中学受験みたいよ」
みたいな話が聞こえてくると
「落ちるとまずいじゃん?」
みたいな気持ちになる場合があるようです。
ただ、それは大分先の話なので、子どもたちが受験生らしくないのは、別に大きな問題ではありません。
まあ、みんなそれなりに塾に行って勉強はしているわけだから、これから少しずつ本番になっていくわけであって、今からしゃかりきなっている必要はあまりないと思っていただいて良いのではないでしょうか。
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5月27日の問題
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24May 2017
もうカリキュラムもいったん終わったし、一通り復習もやったはずなのに、まだ簡単な問題ができない、というようなことは当然あるでしょう。
中学受験の範囲は学校の範囲で言えば、小学校全部と中学校の3分の2ぐらいの範囲になるわけで、ある意味とてつもなく広いのです。もともと小学校の範囲では差がつかないから、これだけいろいろと広がってきたわけで、その分ある程度のところまでいく、というのは大変なのです。
しかも、最近は昔の飛び級並みにスピードをあげているので、そう簡単に習得できるわけではありません。
だから、慌てないことです。
できないこと、わからないことを少しずつ拾いながら復習をしていく。そろそろ模擬試験の練習を始めている子どもたちもいるでしょうが、わからないことを理解できていくことで、少しずつ積み重なってくる。
その積み重ねがやがて力をつける源になるのです。そういう意味ではようやく力をつける時がやってきた、ということかもしれません。今までは新しいことを学ぶためにかなりのエネルギーを使ってきたので、積み重ねる、ということができなかったところがあるわけですが、これからは違う。もう新しいことは出てこないのだから、今まで学習したことをやり直していける。
これからが勝負だ、と考えて粘り強く勉強していきましょう。
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22May 2017
入試問題というのは、それぞれの学校の「想い」から生まれる部分があります。
例えば、多くの資料を基に自分の考えをまとめる問題を出す学校は、ただ知識にとらわれずに幅広いものの見方を持っている生徒がほしい、と思っている。
物語文の読解で登場人物の心情を中心に尋ねる学校は、人の気持ちがわかる子をほしいと思っている。
算数の面倒な場合分けの問題を出す学校は、落ち着いて分析できる子がほしいと思っている。
つまり、その学校の求める人材像が問題に反映しているわけです。
だから、それにそった勉強をすることで、その人材像に向けて自らを鍛える、というのが学校別対策の大きなメリットと言えます。
すべての問題に対応することができる、というのはある意味途方もないことです。多くの努力を必要としますから、すべての子にできることではありません。
しかし、志望校が求める資質について、それに応えると考えれば、やることが絞れる分やりやすいところはあるのです。
志望校を決めるにあたり、当然、入試問題がどんな問題かを、確認する必要があります。
そして、その学校が何を求めようとしているのか、考えてみてください。
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