14May 2017
ウチの子に合う方法で勉強すれば良い
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
小学6年生と言いながら、4月生まれがいて、3月生まれがいます。

生まれが遅いからと言って成長が遅いわけではないが、ではみんな差がないか、というとそうではない。

大きな子がいて、小さな子がいて、体力がある子がいて、すぐ疲れてしまう子もいます。

しかし、どちらかというとそういうことは一切無視してがんばる、みたいなことに受験勉強はなりがちです。

本当は子どもたちそれぞれに個々の差があるので、その状況に合わせた受験勉強をしないといけない。だれもが週5日の塾に行く必要があるのか?といえばそんなことはないし、だれもが小学校5年までにすべてのカリキュラムを終わらせる必要があるか、といえばそうではありません。

で、ここに落とし穴がある。

みんなと同じにできないということは、ウチの子には力がないのか、といえばそんなことはない。

本人なりの伸ばし方があるはずで、それをやれば良いだけの話。実際に大事なのは入試に間に合えばいいだけのことです。

だから、同じにできないとわかれば、方法を変えればいいのです。それを無理をさせてやらせるから、かえってさらに難しくなってしまう。

ウチの子にはウチの子に合うやり方で勝負してもらいましょう。


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最終更新日: 5/15/17, 5:55 AM
12May 2017
出た数字は何かをメモする
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
算数の問題を解くとき、まず式を書かない子が今のところ、多いと思います。

例えば図形の問題を解いているのを見ていると、図にどんどん数字を書き込み、横でちょろっと計算をして、あ、出た出た、これが答えだ、というような解き方をしている子が圧倒的に多いかもしれませんが、これだとミスはなくならない。記述式の学校なら、もうこの段階で得点になりませんから、式を書くように指導します。

式を書くことで自分が今、何をだしているのかを確認することができる。

さらにもうひとつの工夫として、出た数字が何かをメモすると良いでしょう。例えば太郎君の行きの速さ、とか、三角形AFGの面積とか。

このメモがあとで、非常に役に立つ。途中まで解いてわからなくなったとき、自分の考えた答えが間違っていないかを確認することができるからです。

メモを見ながら式を追っていけば、間違いに気が付きやすい。

出来る子でも間違いますが、しかし、彼らは試験時間内に修正する力を持っています。その修正は実はこういう工夫から生まれます。

試験前に直すのではなく、今から身につけておいた方がよいノウハウでしょう。


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最終更新日: 5/13/17, 5:55 AM
10May 2017
家で受験準備
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
少子化は進み、中学受験人口も減少を続けていて、本来であれば、そんなに中学受験は厳しくないはずなのです。

だから時々、学校の先生の話を聞くと「ここのところ、そんなにみんなができるわけではない」という話が出てきます。昔の方が、みんなできた。昔というのは、やはりゆとり教育華々しかったころ。円周率が3になる、みたいなときです。

みんなが危機感を持ったから、中学受験に集まった。だから、受験人口も急上昇しました。

しかし、今はそうではない。公立もゆとりをやめちゃったし、公立高校は大学受験実績を伸ばし始めているし…。

なのに、です。

中学受験の負担が減っていない。いや、むしろ増えているのではあるまいか、と思える。

ひとつにはカリキュラムが速い。なぜ、そんなに急いでやらないといけないのか。急いでやるということ自体が難度を上げている。昔の飛び級みたいなスピードがある。みんな飛び級したら、そりゃあ、できないだろう。

さらには毎月の組み分けテスト。

そんなにしょっちゅう、クラスを上下して、席も変わったら落ち着かないだろうなあ、と思うのです。せめて1学期ぐらい、同じでもいいのではないの?

結果としてどうも、ややこしくなっているような気がしてならないのです。案外、家で受験準備した方が楽かも、と思えるところはあるのです。

以前、遠いので平日は塾に来られない、という子がいました。だから土日だけ。前期は土曜日だけです。で、その分、家で勉強する。そんなんで大丈夫だろうかと思われるかもしれませんが、何、やることをしっかりやっていれば当然家でも十分に勉強できる。週1回確認して、わからないことを教えればしっかり進めます。無事第一志望の学校に合格していきました。

平日は夜遅くまで起きていることもないので、非常に健康的だった、とお母さんも感じていたそうです。

そんなのは無理、とただ思っているだけ、のところがあるのではないでしょうか。

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5月27日 "追加"中学入試説明会 「学校別対策の考え方」のお知らせ
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最終更新日: 5/11/17, 5:55 AM