10Jul 2017
割合の計算をしていると、ここは小数でやった方が早い、ここは分数を使った方が早い、とぞれぞれで場面があります。
最初のうちは、小数を分数にする計算で間違えたりしますから、じゃあ、もう最初から小数で計算すれば、とつい言ってしまいがちですが、それは後後遠回りになる。
そういう計算の勘所、みたいなものはやっていくうちに次第についてくるので、ワンパターンに考えてはいけないところがあるのです。
分数と小数が自在に扱えるようになると、算数は一気にできるようになりますから、ここは面倒でも「早いと思われる型」へ持ち込むようにした方が良いでしょう。
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08Jul 2017
割合の3公式という式があります。
基本は
全体にあたる量×割合=割合にあたる量
というのであって、残りは全体にあたる量、割合を求める式になるので
割合にあたる量÷全体にあたる量=割合
であり、
割合に当たる量÷割合=全体にあたる量
ということで、どんなテキストにも載っているでしょう。
しかし、割合にあたる量とは何か、全体にあたる量とは何か、というのがピンとこない。しかし、公式になっているので、これを暗記しようとする。
割合ができなくなる一番の原因がこれです。
実体が今一つわからないものに対して「割合にあたる量」という名前を付けてそれを扱おうとしているわけですが、「割合にあたる量」ということばが逆に独り歩きして、割合という概念がイメージとしてつかめなくなります。
実は3分の1、なんてもう実生活で知っているのです。いろいろ食べるものを分けるからでしょう。例えばピザを8つに切って、3つ食べるとこれは8分の3ですから、これが割合。
ピザの8分の3を食べたら、食べた分が割合にあたる量になります。
頭の中でこれが動けば、割合はわかってきます。
具体的に何を示しているのか、子どもたちがイメージをつかめば、あとは分数の計算さえできれば、割合は突破できます。このイメージをつかむ前に公式を覚えさせてしまうので、かえってわからなくなることがあります。
まずはじっくりイメージを作ることが大事です。
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06Jul 2017
できれば5年生までの間はたくさん本を読んでほしいと思うのです。
語彙を増やしたり、読むスピードが多少上がることを期待しているわけですが、しかしだからといって、本を読めば国語の点数が良くなるわけではありません。
国語の問題は、著者が作問するわけではないので、本文に書いてあることを根拠として選択肢や言葉の書き抜き問題が作られます。つまり、その根拠を見つけて、題意に合わせて考えられるかどうか、というのは本を読んで主人公の心情に共感することとはまた別の次元の話なのです。
だから、本を良く読む子が国語ができるとは限りません。
逆に、そういう「解き方」に慣れず、自分が読んだ感覚や印象で選択肢や書き抜きを選んでしまうと点数がまとまらない。
しかし、こと読解は国語だけの問題ではありません。社会も理科も、問題文は長くなり、情報はテンコ盛りになっているわけだから、的確に情報を読み取る力が必要なのです。
だからやはり、本を読むことは大事なのです。
5年生までは特に読書の時間をできるだけとってほしい、と思います。
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