20Jun 2017
国語の記述の勉強をさせるのに、よく解答の清書というのをさせます。
横に解答を置いて、もう一度同じ文章を写させる。なんと、プリミティブな練習をするのか、と思われるかもしれませんが、実は国語に関して言えば大変に効果のある方法なのです。
もちろん、問題を解いた後に行うわけですが、解答を読んでも、実はあんまり答えが頭の中に入っていかないことが多い。
これは算数に比べて、論理が明確に見えないからでしょう。
算数は式で論理が追えていき、なるほど、ここでこうなるから、答えが出る、というような道筋がわかりやすいが、国語はそう明瞭にはならない。
だから、写す。
写すにあたって、いい加減に写すとやり直させる。
例えば漢字が違っている、送り仮名がちがっている。本文は漢字なのにひらがなで書いている、全部ダメ。はい、やり直し。
そうなると、子どもたちは「やり直したくない」から、コピーを一生懸命します。そのときに、実は文章が体の中を通っていく(という表現がぴったりするのですが。)ので、その論理がわかる。
しかも、言い回しをそこで覚えるというところがあるのです。
あまり記述が書けず、苦労している子どもたちはだんだんその経験が増えていくにつれて、自分の中に文章がたまってきて、それで書けるようになっていきます。
非常にプリミティブで地道な作業ではあるものの、結構力がついていく方法なので、ぜひ実践してみてください。
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18Jun 2017
子どもたちの漢字の書き取りを見ていると、トメとかハネをまったく意識していない子が少なくありません。
やはり形から入るというか、どういう部首でどういう形をしているのか、ということまでしか、意識がないので、ここはトメとか、ここはハネというのがしっかり覚えてられていない状況でしょう。
これは、毎日の練習のときに、そこをしっかり意識させることから始めないといけません。逆に、いくら練習していても、それができていないと、テストでは減点されたり、バツになったりするのです。
入試では答案は返ってきません。
合ってるじゃないか、と思っている問題でも、実はバツになっていたりするものです。絶対に丸をもらう字を、普段から練習してください。
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16Jun 2017
今週は月例テストです。
ただ、やはりテストは受けっぱなしにしておいてはもったいない。それなりに時間をかけ、子どもたちも真剣に解いている問題です。その結果として、何がわかっていないのか、何がまずかったのかを検討する必要はあるのです。
だから、できなかった問題を切って、ノートにはりつけ、もう一度解きなおすことを薦めます。
1回のテストで1冊ぐらいのノートを使っていいのではないでしょうか。
各科目、できなかった問題をやり直すことで、理解が十分でないところやミスのくせなどを見極めて、次のテストに生かす工夫が必要でしょう。
そういう復習の時間がないまま、テストを受けても本当の学習効果は上がりません。
テストを受けたら、しっかり復習して、次の試験や入試に生かす、ここをないがしろにしないように注意してください。
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最終更新日: 6/17/17, 5:55 AM