03Dec 2020
たくさん練習するよりも
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から

最近の塾では課題について量優先のところがあります。

例えば比と速さを習うと、色々なパターンの問題を練習させる傾向があるのですが、そうなると良く考えないでパターンにはめて解いてしまうところがある。

やはり早く終わらせたいという気持ちが強くなるからですが、しかしそれでは勉強にならないところがあり、似たような問題でも、ちょっと変えられるだけで反応できなくなる。

月例テストで間違えている問題を見ると、だいたいそういうところでミスをしています。

だからまずは丁寧に考えることを優先しましょう。量を追い求めるのは、あくまで質が伴って初めて成り立つことです。



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最終更新日: 12/3/20, 7:12 AM
02Dec 2020
同じ所を間違える
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から

しばらく時間をおいて、同じ過去問をやらせてみると、前回とあまり点数が変わらない、という場合があるでしょう。また、同じ所を間違えた、という場合もあるかと思います。

特に算数は、自分の解けそうなところから解いていくので、できるところは相変わらずできる、できないところはそのまま、という場合もあるでしょう。一度やったのだから、と思われるかもしれないが、それは解き方を覚えている部分があるので、本当の意味でその問題を解きあげた、ということとは少しニュアンスが違う。

その問題の解き方を発見したのではなく、「知識として解いた」部分があるので、点数が上がること自体はプラスではあるものの、解き方を覚えていないのが一概に悪いとも言えない。

というのも、そんなにすべての問題の解き方を覚えるわけにはいかないからです。もちろん公式的に処理することはできなければいけないが、ものの考え方はそこで見つけることができないといけないので、別に覚えていないからといってがっかりする必要もないでしょう。

自分で解き方を見つけるという意味においてできないのは、仕方がないところであり、それよりは「できるところを落とした」部分のチェックをしていった方が良いだろうと思います。

本来できるところを落としてしまうと、差をつけられてしまうので、これは合否に直接影響する。

「前回とあまり変わらない」とがっかりしがちですが、ミスが少なければそれはそれで良し、というところもあるのです。


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最終更新日: 12/2/20, 12:26 AM
01Dec 2020
成績を上げるのにはどうしたらいいと思う?
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から

成績が悪い5年生には、たまに「成績を上げるのにはどうしたらいいと思う?」と尋ねることにしています。

そうすると「一生懸命勉強する」とか「がんばる」ということは出てくるのだけれど、具体的なアイデアはあまり豊かではない。

例えば、ある程度練習する問題を増やすためには当然、勉強時間が増えないといけない。

では具体的にどの時間を使って勉強するのか?というようなアイデアがないのです。

精神的にがんばる、というのは簡単だが、実際に何をどう実行していくのか、具体的に決めないと変わらない。

ただ勉強をやらせていくと、そういう具体的なアイデアに乏しい子になってしまいます。

親子で一緒に考えることはあっても、親が指示するだけであれば「やらされる子」になってしまう。「やらされる子」はできるようにはなりません。

そこにぜひ気が付いてもらいたい、と思います。


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最終更新日: 11/30/20, 9:37 PM