23Jun 2019
持続することはひとつの才能
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から

2019年度夏期講習のお知らせ

1日3題の計算練習をすると、1年間では1000問以上の問題を解くことになります。

1日10個の漢字を練習すると、1年間では3650題を練習したことになります。

しかし、こういうことはなかなか続かない。今日は忘れた、とか、まあ、いろいろなことがあるわけです。

一方コツコツ続けている子もいます。これはやがて必ず結果が出てくる。1日の差は大したことがなくとも、ずっと続けていればそれが大きな力になっていくものなのです。

だから、その力を小学生の時に知ることは子どもの成長に大いにプラスになる。

別に勉強だけの話ではない。運動でも音楽でも、何でもそうですが、力をつけるというのはそういうことなのです。

それができるのはひとつの才能ではありますが、どちらかと言えば自分で手に入れることができる才能でもあるので、まずは少しずつ続けてみましょう。


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最終更新日: 6/23/19, 2:51 AM
22Jun 2019
自分で合格する力を引き出す
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から

2019年度夏期講習のお知らせ

塾の先生の話を聞いていると「私が~に入れた」みたいなエピソードが出てくることがあるのですが、これは違うなあ、といつも思っています。

もちろんその先生はがんばっていろいろ教えたり、世話をしたりしたのだろうが、しかし、勉強したのは本人なのです。

同じようにやっても、勉強しなかった子もいるかもしれないし、また合格しなかった子もいるかもしれない。

子どもは自分で勉強すれば、それなりにちゃんとできるようになる。問題はその力をどうやって引き出すか、だけなのです。

もちろん、そこに塾の先生やあるいはシステムが貢献することはあるでしょうが、しかし、いったん引き出されたら後は本人の勝負であって、合格ラインまで頑張りきれるかどうかにかかっている。

その意味ではまだまだ多くの子どもたちに合格の可能性がたくさん残されていると思っています。今の成績がどうであろうと、全然できないと思っていようと、その流れがどこかで変われば、合格に向けて突き進めるようになる。

問題はそれをどうやって引き出すか、ということであり、それは「勉強しなさい」と言ったところで変わらない。

フリーダムで自分でWEB学習を黙々とやっている子がいます。

この子は明らかにスタートが遅れたのだけれど、6年生の夏休みの段階で完全に追いついた。

受験勉強を始めようと思った時に、いろいろな塾に相談したが「もうちょっと遅すぎるのでは」などと言われて、めげていた子です。でもそう言われたからこそ、システムに向き合ってがんばれた部分もあったでしょう。

これから合格に向けて一気に力を伸ばすことはまだまだ可能です。

だから何とか自分でがんばるきっかけを作ってあげてほしいと思います。





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最終更新日: 6/22/19, 5:50 AM
21Jun 2019
入試問題に込められた想い
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から

2019年度夏期講習のお知らせ

中学が問題に込める想いはいろいろな形で顔を出します。

ある中学校が計算問題を出題するのをやめたのは、最早そういう基礎力を問うよりも問題文から条件を読み取り、論理を組み立て、解答を求める力を問えばいい、とシンプルに考えるようになったから。

当然、問題を解く過程で計算をするのだから、問題を小分けにして計算問題を出す意味はない、と考えるからです。

逆に計算問題や一行問題を多く出す学校は、「少なくとも基礎の力は持っていてほしい」と思うからです。

中学に入ってから伸ばすとしても、基礎に戻る時間はもったいない。少なくもこれだけのことができなければ、本校の授業にはついていけないだろう、という視点で問題を作ります。

で、特にここのところ、考える力を問う問題が増えてきました。

例えば大量の資料やデータを与え、そこから作業をしてグラフや表を作り、さらに問いに対して自分なりの結論を文章でまとめさせる。

あるいは、算数の問題で言えば場合を分けて、考えさせる。方程式を解けばおしまい、というのではなく、4つ、5つと検証してその中から答えを見つける。

きれいに解けません。しかし、これから子どもたちが対処する問題はすべてがきれいに解けるとは限らない。だからいろいろなやり方を試して思考力を問おう、という意図が見えます。

これは入試問題にはっきり現れています。

これをまず読み取ることが必要です。

いったいこの学校は何を考えて、こういう問題を作っているのか。

そして我が子はそれに対応しうるのか。

まだ難しいとすれば、あとどんなことをすればいいのか。

そういうことを考えてほしいと思うから、問題は公開され、学校は準備を求めています。

すべての問題に対応することができる、というのはある意味途方もないことです。多くの努力を必要としますから、すべての子ができることではありません。

しかし、志望校が求める資質について、それに応えるということは範囲や考え方が狭まる点で言えば、やはり組しやすいところがあるのです。

志望校を決めるにあたり、当然、入試問題がどんな問題かを、確認する必要があります。

そして、その学校が何を求めようとしているのか、ぜひ考えてみてください。

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最終更新日: 6/21/19, 5:32 AM