塾に入ってもうかなりになるのに、相変わらずクラスが上がらない。
テストの結果を見ていると、どうもちゃんとわかっているわけではないらしい。本当についていけないのでは?
という場合、まずはとにかく塾を変えてみるべきだ、と思っています。
間違いなくついていけてはいないだろうし、このままいっても絶対に改善しない。
本人がついていけないのは、やはりカリキュラムが速すぎる、あるいは量が多すぎるから、なのです。
現在は、3年生の2月から始まる塾が多くなりました。結果として、受験カリキュラムが前倒しになったわけですが、例えば算数についていえば、四則計算や小数、分数の勉強も含めないといけないわけで、そういうのをちょこっとやりつつ、受験カリキュラムを平行して進める。
そうなると、本来ちゃんと基礎力ができてから習えば何ともないものがうまくいかない。で、よくわからないところによくわからないものが積み重なるとさらにグラグラしてしまうから、わからないことが加速度的に増えます。で、そうなるとやる気がしない。
クラスでも、先生にいろいろ言われるから、さらにやる気がでない、ということになるのです。
だからそういう流れをシャットアウトしてしまうのがいい。
塾を変えた子どもたちの様子を見ていると、明らかにもう一度やり直す気力が出てきている。
心機一転というのは、やはり環境を変えないとなかなか実現しないものなのです。
フリーダム進学教室無料体験実施中です。
今日の田中貴.com
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
合格して失敗する子、不合格でも成功する子中学受験 算数オンライン塾
2月6日の問題
フリーダム進学教室では学校別の出題傾向に合わせて、応用力を伸ばすべきだと考えています。
6年の受験学年では、前半はきっちり基礎を固め、応用力は第一志望、第二志望の学校別出題傾向に合わせて演習しながら伸ばしていく方が効率が良いと思うからですが、しかし、ここで「出題傾向は変わらないのか?」と心配される方がおられるかもしれません。
結論から言えば変わりにくい、と言えます。
まず学校は取りたいと思う生徒像があって、入学してくる生徒に望む資質を質す試験を作ります。
例えば学校でレポートが多い学校は、やはり記述式の問題を課すことが多いし、また理系に力をいれたいと思う学校は理科計算などの問題を出題することが多くなります。
生物の観察に力をいれている学校は生物に関心のある生徒を入れた方が良いし、語学力を求めるのであれば帰国子女枠を作り、英語の入試を課すでしょう。
学校で自立した高度な学習を進めているのであれば、応用力を試す試験をしないと学校の教育とバランスが崩れることになります。
元からある考えがあって入試は作られているので、変わりにくいという面がまずひとつ。
もうひとつはやはり、出題傾向が安定している方が受験者としても安心して受けられるので、学校側もその配慮をする傾向が強い、ということです。
多くの学校は説明会で「入試対策は過去問をしっかり勉強してください。」と繰り返し説明しています。そういう学校の入試問題を見ると、本当に出題傾向を明確にしています。
1問目は何、2問目は何、という形から始まって記述問題の割合、基礎と応用の割合などが定型化されています。だから対策を立てやすいし、その対策の立てやすさが受験生を集めるひとつの大きな要素になることは学校側もわかっているので、なかなか変えられないのです。
今年の問題を振り返っても、やはり同じ出題傾向が踏襲されている学校がほとんどでした。ですから、安心して出題傾向の対策に力を入れてください。
今日の田中貴.com
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
慶應進学館から