04Sep 2017
志望校の決め方(2)
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
受験校か、付属校か、で言えば多くの方が受験校を選ばれるでしょう。

子どもが将来進むべき道を決めて、大学を選び、そして受験できるようになればいい、と考えるのは一般的でしょう。

しかし、別に付属校に行ったら大学受験ができないわけではありません。付属校は大学に推薦することを前提としているだけであって、別に自分の大学に行きたくない生徒まで「頑として他校を受けさせない」ということはありません。ただ、そうなった場合は自大学への推薦はしない、というだけのことです。

この点は、中高一貫の受験校に進んだ子が高校受験をするよりは、よほど敷居が低い。一貫校に入ったら自分のとこから大学を受けるものだ、と考えるから、「他の高校にいくなどとんでもない」という対応をされる学校もあるでしょう。しかし、付属校はそういうのがありません。

で、今は受験校が大部、管理型に変わってきてしまっている。管理型というのは成績管理をして、大学受験に向けてまあ塾のような対応をする、というスタイルです。もちろん学校ですから、さすがに塾のように座席を成績で決めるようなことはしませんが、それでもしっかり勉強させるし、宿題も多い。

その分、何となく息が詰ってくる、というところがあります。しかし、付属校はそういうところはあまりない。もとより自大学に推薦するのだから、大学受験の実績を上げるわけではないので、もう少しゆるやかに自由にいろいろなことをさせる傾向が強くなります。

しかし、メリハリがないわけではない。前にもお話した通り留年があるので、まあ、そこそこは勉強します。ただ、そこは全員が受験する受験校とはやはり厳しさが違うでしょう。でも、そのくらいゆったりしていてもいいのではないか、と最近思わなくもない。

塾に3年行って、また6年間塾のような成績管理をされるのは、子どもたちにとってはあまり楽しくはないでしょうから、多少なりとも自由な学校を選んだ方が良いのではないかと思われるのです。

最近、あまり付属校の人気は高くはないですが、しかし、付属校は悪くないと思っています。ただ、付属校はそのまま自大学に進む、のでそういう前提で考えておかないといけないのは事実です。

例えば家業を継ぐとか、芸術の道に進むとか、すでにある方向が決まっている場合は、付属校は悪くはないでしょう。


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最終更新日: 9/5/17, 5:55 AM
03Sep 2017
学校別クラス
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から


gakkoubetsu



学校別バインダーを使ったクラスがスタートしました。

学校別対策クラス。しかし、全員やることが違います。システムを使いながら子どもたちの得手不得手、学校別の出題傾向を考えて、まずは算数をしばらくの間、集中して勉強していきます。

で、やはり当然のことながら、課題はそれぞれに違う。ここがわかっていなかったのか、というのが見つかったりもするし、逆にここを突破すればいいんだ、と思うから以前に増して集中して解く子も出てきました。

使い慣れてくれば、どこをやるかは自然に見えてくる。子どもたちも、このグラフをここまで伸ばそう、というとそれなりに真剣さが増してきます。

残りの道のりが見えるのは確かに励みになる。ということで、クラスといえないクラスがスタートしました。


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最終更新日: 9/4/17, 5:55 AM
02Sep 2017
志望校の決め方(1)
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 未分類


gakkoubetsu

これから数回に分けて、志望校の決め方についてお話ししたいと思います。

中学受験はすべて各校が独自に入試問題を作る独自入試の形態なので、早く志望校を決めて学校別の傾向を意識した勉強を取り入れた方が良いわけですが、しかし、どこを受けていいか、なかなか絞りにくいものです。塾によっては、成績がある程度固まってから志望校を考えるところもありますが、やはり早めに決めた方が良いと思います。成績か固まってから、というのは成績によって受ける学校を決める、ということなのですが、それだと対策が漠然とする分、なかなかあがっていかないところがある。だからいつも成績は棚上げする、ところから始めます。

つまり、どこを受けても、合格するから、どこがいいですか?と考えるようにお話ししているのです。

そんな夢のような話はない、と現実的に話を考えるお母さんが多いのですが、しかし、そうしないと子どもに何を与えたいのか、がぼけてしまうのです。

この学校に入りたいけど、成績が届かないから、無理よねえ、とはずしていくと何のために中学受験をさせているのか、だんだんわからなくなります。

実際に私学に入ると、およそ年間100万円のお金がかかります。小学校4年からの受験準備でおよそ300万円ですから、高校卒業までですでに1000万円かかる計算になります。1000万円の投資ですから、やはりそこは欲張りに考えた方が良いし、それだけかけるのだから妥協しない方が良い、というところもあるのです。

なので、いったん成績は棚上げします。さてどこにするか。

最初の区分は受験校にするか、付属校にするか、です。

次回はここからお話を続けていきましょう。




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最終更新日: 9/3/17, 5:55 AM