06Sep 2017
次に決めるのは、スクールカラーでしょう。実は、志望校を決めるにあたって、最も大事だと思うのはこのスクールカラーなのです。
スクールカラーはいろいろありますが、大別すると放任型と管理型になります。放任型というのは、非常に自由な校風ですが、自由にもいろいろ度合いがある。たとえば、まったく制服がない、という学校もあれば、基準服というスタイルを決めて多少なりとも自分でアレンジして良い、という仕組みの学校もあります。ただ、基準服がある学校はジーパンを学校にはいていくわけにはいかないので、やはりそれなりにチェックされるところはあるわけです。
校則もやはりいろいろで、「自分で考えることが校則」という学校もあれば、多少なりともいろいろなルールを決めている学校もある。
例えば携帯電話は全く持ち込んではいけない、という学校もあるし、それも自由に決めてよいという学校もあるわけです。
その辺は良く学校説明会を聞いておいた方が良いでしょう。
子どもがいろいろな可能性を試すという点においては、やはり自由な学校の方が良いと思います。ただ、当然中学生は自由と放任を取り違えるところがある。だから、何をしてもいい、と勘違いしてしまうところがあり、まったく勉強しなくなって成績がふるわず、突然退学を言い渡されたりする場合もあるのです。
そういうリスクを考えるならば、多少なりとも学校がしっかり管理してくれた方が良い、というので、近年管理型がお母さんたちには人気があります。しかし、子どもたちにはストレスがかかる部分はあるでしょう。成績も細かく管理され、宿題も多く、部活もあまり自由にできないということになれば、おもしろくない、と感じるかもしれない。
そうなると、学校に行くのがいやになる場合もあります。私立といえども不登校はありますから、あまり本人がストレスを感じるような環境はやはり考えた方が良いと思います。
お父さん、お母さんが「自分が行きたいと思う学校」を選ぶのがいいのではないでしょうか?それは案外、選びやすい視点かもしれません。
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05Sep 2017

算数の授業で、やさしい問題をやっていました。
「こんなの簡単だよ」
「瞬殺でしょう。」
なんて言っているわけですが、しかし、答え合わせをしてみると・・・?
「あ、6だ」とか「え、太郎を求めるのかよ」とか言っている。
まあ、そういうところはあるわけで、もちろん解き方はわかっているわけですが、しかし、間違える。間違えるとやさしい問題は差を広げられてしまう。これは痛い。
だからやさしい問題こそ、慎重に解かないといけない。瞬殺だ、と思って急いではいけないのです。
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04Sep 2017
受験校か、付属校か、で言えば多くの方が受験校を選ばれるでしょう。
子どもが将来進むべき道を決めて、大学を選び、そして受験できるようになればいい、と考えるのは一般的でしょう。
しかし、別に付属校に行ったら大学受験ができないわけではありません。付属校は大学に推薦することを前提としているだけであって、別に自分の大学に行きたくない生徒まで「頑として他校を受けさせない」ということはありません。ただ、そうなった場合は自大学への推薦はしない、というだけのことです。
この点は、中高一貫の受験校に進んだ子が高校受験をするよりは、よほど敷居が低い。一貫校に入ったら自分のとこから大学を受けるものだ、と考えるから、「他の高校にいくなどとんでもない」という対応をされる学校もあるでしょう。しかし、付属校はそういうのがありません。
で、今は受験校が大部、管理型に変わってきてしまっている。管理型というのは成績管理をして、大学受験に向けてまあ塾のような対応をする、というスタイルです。もちろん学校ですから、さすがに塾のように座席を成績で決めるようなことはしませんが、それでもしっかり勉強させるし、宿題も多い。
その分、何となく息が詰ってくる、というところがあります。しかし、付属校はそういうところはあまりない。もとより自大学に推薦するのだから、大学受験の実績を上げるわけではないので、もう少しゆるやかに自由にいろいろなことをさせる傾向が強くなります。
しかし、メリハリがないわけではない。前にもお話した通り留年があるので、まあ、そこそこは勉強します。ただ、そこは全員が受験する受験校とはやはり厳しさが違うでしょう。でも、そのくらいゆったりしていてもいいのではないか、と最近思わなくもない。
塾に3年行って、また6年間塾のような成績管理をされるのは、子どもたちにとってはあまり楽しくはないでしょうから、多少なりとも自由な学校を選んだ方が良いのではないかと思われるのです。
最近、あまり付属校の人気は高くはないですが、しかし、付属校は悪くないと思っています。ただ、付属校はそのまま自大学に進む、のでそういう前提で考えておかないといけないのは事実です。
例えば家業を継ぐとか、芸術の道に進むとか、すでにある方向が決まっている場合は、付属校は悪くはないでしょう。
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