16Aug 2017
試験の得点は着手率×正解率で決まります。
着手率は、どのくらいの割合の問題に手を付けたか。答えを出した問題が全体のどのくらいの割合であるか、です。
正解率は、答えを出した問題のうち、どのくらいの割合で正解したのか。
一度、子どもたちの点数を計算してみてください。
例えば20問の問題が1問5点の配点で100点満点になるテストの場合。
16問の答えが書いてあれば、着手率は80%。
12問合っていれば、正解率は75%ということになります。
このデータを記録していくと、概ね、着手率が高いときは、正解率が低い、という傾向が出てきます。
しかし着手率が低くて、正解率が高くてもそれでは点数が伸びないわけで、これをともに伸ばす、というのがこれからの対策になるわけです。
入学試験ではすべての問題を解くのに十分な時間が与えられている、と勘違いをしている方が多いのですが、実は到底満点がとれるような時間的余裕がない、という試験時間の設定もあるのです。
入学試験というのは、差がつけばいいのです。
差がつくためには、みんなに満点をとらせてはいけないのです。
だからといってあまりにハードルを上げてしまうと、今度はみんなの点数が伸びなくなってこれも差がつかなくなる。
この微妙なバランスを試験時間と問題の難度と出題数で作り出すわけです。だから、それに対抗するために着手率と正解率をともに上げる手を考えないといけない。
よくお話するのは、まず正解率を上げる、ということなのですが、何回も見直しをすると当然、時間がなくなるわけで、そこをどう帳尻を合わせていくか、これが最後の詰めになっていくわけです。
自分のできる問題を1問でも多く、確実に得点する。言うのは簡単だが、実際にはなかなか難しい。それがこれからの課題になっていきます。
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15Aug 2017
お母さん同士の話から、
「~ちゃんは、学校から帰ってから、6時間も勉強してるんだって。」
とか
「~君はもう、過去問終わっちゃったんだって。」
という話を子どもにされる場合があるかもしれません。
本人がやる気になってほしい、と思う気持ちもあって、こういう話をされるのでしょうが、逆にそういう話は「比べる」ことを子どもに促している部分もあります。
「~ちゃんのお母さんは、いつも算数を教えてくれるんだって。」
「~君のお父さんはいつむ塾に迎えにきてくれるんだって。」
という話をお父さん、お母さんが聞いたらどんな気持ちになるでしょうか?
「ウチはうちよ。」
と思われるのであれば、子どもも
「ボクはぼくよ。」
と思ったとしてもおかしくはない。
むしろ、そうあってほしいと思います。
人がどうであるか、ということは、受験ではあまり重要ではない。入学試験というのは、本人が受験する入学試験で合格点をとればいいだけのことであって、だれそれがどうであるか、ということは何も関係がない。
むしろ、何をやらなければいけないか、ということが明確になって、それを実行していくことが大切で、やらなくてもいいことは「やらない」と決めることも本当に大事なことなのです。
つまりそこだけに注力していればいいので、他のことは眼に入らなくていい。
これからは、いろいろとお母さん同士で情報が行き交う時期に入ってきますが、あまり心を揺らさないことです。
「ウチはうちよ。」
と考えることが一番大事な心構えでしょう。
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14Aug 2017
子どもたちの成績の上がり方を見ていると、順風満帆に右肩上がり、という子はあまり多くはありません。勉強をしていても、むしろ下がるというか、停滞することが多い。一生懸命がんばったのだから、上がってしかるべき、とは思うものの、やはりまだ学習の蓄積が十分でなければ、ミスもするし、勘違いもある。
でもここが辛抱のしどころ。
努力をしたのに結果が出ない、というのはつらいものですが、ここであきらめない。ここであきらめないで努力を続けると、突然、上昇期がやってきます。
あるテストでえらくできることがある。
模擬試験でなくとも、例えば塾のテストで、とったことがないような点数を取れたりする。つまり、これはある蓄積ができて、そこから力が新たに生まれるからです。
じゃ、次はもっと良くなるか。ここでまた停滞することもあります。「なんだ、まぐれだった?」と思うかもしれないが、決してそうではない。やはりやった分だけは確実に力がついている。そこでまた辛抱する。そうすると、また上昇期が生まれます。
受験勉強は本番まで、この停滞期と上昇期が交互にやってきます。一般に停滞期は長く、上昇期は短い。しかし、この上昇期に自信をつければいいし、さらに言えば、ここが入試本番になればいい。上昇のためには停滞が必要なのです。そこをじっと我慢してがんばれれば、突然、上昇期はやってきます。
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