26Jul 2017
国語はコツコツと
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
国語の力は大きく分けて3つの力に分類することができます。

ひとつは文章を読む力。何が書いてあるのかをつかみ、著者の意図をくみ取ることができる、という力。

次は問題を考える力。文章の意味がわかったとして、問題の答えを考えられなければいけない。例えば、そのとき主人公はどんな気持ちだったのか。なぜ、そんな行動をしたのか、という問いに対して答えられなければなりません。

最後が書く力。もちろん問題を考えれば当然答えを書かなければいけない。これが選択問題であれば、記号で答えればいいわけですが、解答形式は選択式とは限りません。自分のことばで説明しなさい、という記述式の問題も近年増えているので、自分の考えた答えを文章に表さなければなりません。

この3つの力がそろって国語力というのだから、単に文章を読む力があったとしても、国語の点数はあがらないわけです。

良く本を読む子はいますが、だからといって国語の点数が良いかと言えばそうとは限らない。こういう子は確かに読む力はついているのですが、問題を考える力や書く力が十分でなければ国語の点数は上がらない。

ついでに言えば、問題を考える力は自分なりに考えるではなく、あくまで文章を原典にして考えないといけない。問題の出題者は著者ではないので、本文のここにこう書いてあるから、答えはこうでなければならないという論理で問題を組み立てます。だから、その考え方を練習して身につけなければならないわけです。

ということで、この3つを鍛えるのにはやはり読解問題をコツコツ解いていくのが一番なので、早い時期から入試直前まで一定のペースで練習を積み上げていくことが唯一の方法といえるのです。


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最終更新日: 7/27/17, 5:55 AM
25Jul 2017
解くスピードを上げる方法
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
テストのとき、制限時間内に問題が解き終わらない、という場合があるかもしれません。

あるいは勉強をしていても、なんか遅い。ゆっくり読んで、ゆっくり解いて。ホントにやる気があるのかしら、とつい思ったりして。

でも、本人のペースではあるので、ただ急がせるだけではミスが多くなります。

そこで。

もし、そこそこの速さで解けていないのなら、ストップウォッチを用意してください。

そして、1問にかかった時間を計っていきます。

やることはただ、これだけ。

「急いでね。」とか言わなくていい。

ただ、この問題には何分かかった、ということを記録していくだけです。

国語の場合だと大問ごとに記録していけばいいでしょう。

これだけで次第に早くなっていきます。

なぜか?

具体的な数値に話が置き換わってきて、それが具体的に意識されるからです。

早くやりなさい、という早くとは何なのか? 子どもにとってはピンとこないでしょう。

しかし、記録すると4分で終わった、とか8分かかった、とか数値で認識されます。

数値で認識するから、意識が明確になっていく。数値化すると、人間、どうものんびりはしてられないようです。

1問にかかる時間を計るのにかかる時間は大したことではないので、やってみてください。

夏休みを通してやると、案外、問題を解く時間が速くなっているはずです。


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最終更新日: 7/26/17, 5:55 AM
24Jul 2017
睡眠優先
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
子どもというのは、本当は早く寝れるものなのです。

成長しているわけだから、新陳代謝が活発な分、体は疲れやすい。だから、夜はすぐ寝られるものなのですが、しかし、そう簡単に寝ない子がたくさんいます。

特に夏は、やはり夜の方が過ごしやすい分、大人も子どもも夜になってからいろいろなことを始めやすい。

で、それでどんどん脳が興奮してくると、いろいろ動き始める分、寝られなくなってくるのです。

しかしながら、こういう時に勉強している内容はあまりプラスにはならない。興奮しているわけだから、冷静に脳に積み重なっているわけではない、というところがあるようで、したがってやった割にはできていないということが多いのです。

しかし、お兄ちゃんやお姉ちゃんが中学生、高校生で夜遅くまで勉強したりしていると、それを真似る小学生も少なくありません。

何となく背伸びをしたいという気持ちはわからないわけではないが、そこまで体ができあがっているわけではないので、どこかにひずみが出てくるものです。

夜寝られない子は、そういう習慣になるから寝られない。だから、朝起きれない。朝ご飯も食べない、ということになってしまう。

これでは体のリズムを壊します。

夏休みは特に生活のリズムが壊れやすい。5年生はまず、睡眠優先を考えてください。



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最終更新日: 7/25/17, 5:55 AM