26Mar 2017
上を向く
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
本人が本人なりに努力をした結果として入れる学校に入れればよいではないか、という考え方があります。

一方で、絶対にこのクラス以上の学校に入れたいという考え方があります。

そのどちらも中学受験の考え方にはある。どちらがいいとか、どちらがダメとかいう問題ではない。まさにこれは家庭の考え方であり、受験生本人の考え方でしょう。

ただ、難しいのは「本人なりの努力」という点。

その本人なりの努力というのは、まあ、ゲームも楽しみつつ、遊んでもいて、それでできる「本人の努力」もあれば、多少なりともいろいろなことを我慢して、ある程度上をめざした結果としての「本人の努力」もあるわけで、ここをどう考えるかをある程度家庭で決めておかないといけない。

競争という面がある以上、なんでもかんでもやりつつできる、というレベルではなかなか上位には上がっていかないだろうと思います。だからそこに多少の無理はしないといけないところがある。

しかし、それは多少であって、多大であってはならない、と思います。例えば本人の健康が悪くなるような、あるいは身体の成長に問題を生ずるような無理は、当然するべきではない。

ただ、その加減は子どもが1人で判断できるものではないし、親も「こうだ」と決めきれるものではない。なぜならば、やはり子どもの受容できる範囲は子どもそれぞれに違いがあるからです。

だから、そこを良く見て、相談しながら進めていかないといけない。それでも上をしっかり向いていく姿勢は大事でしょう。


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最終更新日: 3/27/17, 5:55 AM
25Mar 2017
ごまかさない
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
「わかった?」
「はい!!」
「じゃ、説明して?」
「・・・」

ということは多々あります。
何、分かったフリをしているだけのことですが、たくさんやらなきゃいけないことがあるから、とつい思ってしまいがち。

しかし、それでは勉強にならなないのは当たり前。

わかっているのか、わからないのか、そこをごまかさないようにすることです。


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最終更新日: 3/26/17, 5:55 AM
24Mar 2017
春休みの学習ー6年生
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
そろそろどこの塾でも大方算数の基本的な手法の学習は終わったところでしょうか。中学受験の算数の中心はなんと言っても比です。比をどう使って問題を解くか、が全体の半分7割の出題といっても過言ではないでしょう。6年生1学期になると、速さ、図形、文章題など比をどう使って解くかという演習的な学習が増えてきますので、春休みはその前に一度きちんと比の解き方を復習しておくと良いと思います。

中でも大事なのは
(1)マルイチ算
(2)相似形
(3)速さと比の扱い方
になるでしょう。マルイチ算は一次方程式とほぼ同じですから、適用できる問題は多いので、なれておくことが必要でしょう。相似形は速さのグラフでも応用できますし、立体の切断などにも大きくかかわってくる分野ですから、これがしっかりわかっているかどうかは今後の成績を大きく左右します。速さは同じ距離を動いた場面、同じ時間動いた場面を見つけられるかということがポイントになりますから、その点に注目して問題の練習をすると良いでしょう。そろそろ第一志望が決まってきていると思いますから、その相性を見る上で、2年分ぐらいの過去問は解いておいてもいいかもしれません。

あとは理科です。理科は比が終わった後、計算問題が続きます。水溶液、電気、力とこれでもかというぐらいに計算問題のテーマが出てきますが、これは比がわからないとできないからどうしてもここに集中してきます。できれば予習をしっかりやっておきたいところです。

国語はペースを決めて、長文読解の練習をしてください。特に第一志望が決まっていれば過去問を解いて、これも相性を見ておく必要があるでしょう。記述の問題が多いか、知識はどうか、確認しながら今後の学習の方針を決めていきましょう。

社会まで時間が回らないかもしれませんが、日本国憲法や国会・内閣・裁判所の仕組みと関係、地方自治の3つのテーマを復習できればいいのではないかと思います。

春休みは大変短いので、塾の講習を入れてしまうと、宿題もあり、自分の勉強時間が少なくなってしまうかもしれません。ですから、テーマを1つか2つに絞って計画的に勉強してください。私が考える優先順位は
(1)算数比の復習
(2)理科の予習
(3)国語の読解
です。

計画を立てないと、あっという間に終わってしまう時間ですから、やることをしっかり絞っておきましょう。


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最終更新日: 3/25/17, 5:55 AM