23Mar 2017
春休み中に新5年生にどうしてもやってほしいことがあります。
それは分数、小数の計算の練習です。ただ、いつも計算ドリルばかりだと飽きるでしょう。私は、この時期の新5年生にはこんな問題を出します。
「長さ16cmのテープを20枚、のりしろ1 1/3cmでつなぎました。全体の長さは何m何cmになりますか。」
のりしろが整数だとそれほど難しい問題ではありません。しかし1 1/3cmということになると、ちょっとやっかいです。しかも間の数が19、4/3×19という計算が中にはいってくるので、面倒な計算になってきます。分数や小数は、今後割合で使っていきますし、また円周率で円や扇形でも利用します。つまり文章題で使うことが多くなってくるのです。ですから、計算問題も大事ですが、ぜひ文章題の中で分数や小数の計算を使うという練習をしてください。たくさんやらなくても、きちんと計算ができるという自信を培ってほしいと思います。
もうひとつの課題はやはり読書でしょう。この春休みに1冊は必ず本を読み上げるようにしてほしいと思います。
5年生も計画を立てて勉強してください。保護者のみなさんにはぜひお子さんの計画の確認をしてあげてほしいと思います。決めたことを達成できたら、ぜひごほうびを考えてあげてください。
塾の講習もありますが、来年は結構忙しい1年になるでしょうから、春休みは少しのんびりしてもいいかもしれません。そうそう、旅行へ出かけるなら、ぜひお子さんに地図を持たせてあげてください。どういうところを通るのか、何を見に行くのか、それを地図上で確かめていくという練習は、とても大切な地理の勉強のひとつですから。
今日の田中貴.com
下の子
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
できない経験が多すぎると、勉強嫌いになる
中学受験 算数オンライン塾
3月24日の問題
最終更新日: 3/24/17, 5:55 AM
22Mar 2017
それぞれの学校には学校創立以来脈々と培ってきたスクールカラーがあります。
制服の着方から、スカート丈までしっかりチェックする学校があるかと思うと、制服自体がない学校もある。
制服がない方が良い、と思う子どももいるわけですが、一方でこの制服が着たい、と思う子もいる。
つまりスクールカラーの善し悪しというよりも、相性の善し悪しといった方が大事になります。その学校のスクールカラーに合えば、学校生活は充実するだろうし、逆に反発が強くなれば学校に行くこと自体がつらくなる。
自由がいい、と思っていても、その自由を奔放とはき違えて努力を怠るようになると、それは本人にとってよかったかどうかわからなくなる。
自分で気がついて、ちゃんと努力するようになればいいが、そうならない場合もあるわけで、そこを見極めておかないといけないのです。
じゃあ、管理型がいいかとも言えないところはたくさんある。管理型はやらされることが多い分、それに反発してやらなくなる、ということも十分にあり得る。
我が子の性格から考えて、どういう学校がいいだろうか。
じっくり相性を考えてください。
今日の田中貴.com
第264回 選抜を重ねるシステム
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
塾のカリキュラムは肥大化する
今日の慶應義塾進学情報
生き物を飼う
最終更新日: 3/23/17, 5:55 AM
21Mar 2017
6年生の後半になってくると、本人が感じているテストの出来と実際の出来の差は、あまり大きくなくなってきます。
これが受験直前でも大きくかけ離れるようだとやはりなかなか力がついていない、ということになるのですが、5年生の場合、当然のことながら大きく差があることが多いようです。
試験が終わると「できた」という子が比較的多いのですが、実際の出来はなかなか悲惨。
これはなぜそうなるのか、といえば、まだミスが多いからです。
本人は自分で解いて答えが出れば、当然のことながらこれは合っていると思いがちです。むしろそう思うのが当たり前ですが、しかし、問題文を読み違えていたり、いろいろミスがあって本人の見積もりのようにはいかない。
しかし、ミスが少なくなれば自分が答えを出したものは概ね正解になるので、本人の読みと実際の点数がかみ合うわけです。
だから、「できた」という言葉をあまり信じる必要はないが、がっかりする必要もない。
まあ、そんなもん、なのです。
今日の田中貴.com
基本問題に戻らない
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
志望校を決める時期
中学受験 算数オンライン塾
3月22日の問題
最終更新日: 3/22/17, 5:55 AM