28Jan 2022
フリーダムではスタートから式を書く、計算をその場で見直す、という指導をします。
しかし、やはり試験中、急いでいるのでそれがどんどん吹っ飛ぶ。
授業ではちゃんと書いてある式が、試験ではどこへ行ったのか、わからない。
で、ミスをする。問題を読み違える。
これは繰り返し起こることなのです。
だって時間がないから、急ぐ。で、書かないと間違える。計算を見直さないからミスをする。
それを防ぐために、式を書く、計算を見直す、を実行しないとミスはなくならない。
時間が間に合わなくても、解いた問題が間違わなければ合格点は取れるのです。
でも急ぎの虫がいるから、そうならない。
別に解説を書かなければいけないわけではないので、ちゃんと考えがまとまる程度には式を書き、そして計算を見直してください。
これが合格の早道です。

最終更新日: 1/27/22, 12:04 PM
25Jan 2022
上の子の受験が終わり、次は下の子、というご家庭も少なくないでしょう。
つい親としては上の子と同じことをやらせないと、と思いがちですが、ちょっと待ってください。
本当にそれでよいのか、もう一度考えてみる必要があると思うのです。
最近は、かなり早い段階から中学受験の塾に入る子どもたちが多いのですが、その分消耗戦に長くいることになり、習い事やスポーツの時間も少なくなっています。
本当のことを言えば、上の子の受験で、「あれはいらなかった」「これは無駄だった」というのがあるはずなのです。
ただ、つい兄弟同じことをさせないと、と思って失敗してしまうことがあるもの。
同じ兄弟でも性格も違うわけですし、山の登り方は変えてもいいのです。
下の子には上の子の時の経験を活かしてもらいたい、と思います。

最終更新日: 1/25/22, 11:15 AM
24Jan 2022
算数ではできなかった問題を復習するのが、優先順位の第一位です。
塾によっては予習が必要なところもあるでしょうが、それでも授業でできなかった問題を復習することが一番であることに変わりはありません。なぜか?
「できなかったこと」をできるようにすることで、力が伸びる、ということのように思いがちなのですが、実はちょっと違います。
復習することによって自分で考えるようになる、からなのです。
もちろん、問題を解いているときも自分で考えてはいるのですが、できなかった問題をもう一度考え直すのは、すでに一度考えているわけだから、考えることに深みが増します。
図を描いたり、グラフを作ってみたり、模型を作ってみたり、といろいろやっているうちに、「あ、そうかあ」と気が付く。
気が付かずともウンウンうなった後、解説を読むと「なるほど!」と理解できる。
これはウンウンうなるから、「なるほど!」が大きくなるのであって、ウンウンうなっていなければ、結局のところは発見があまりないから、実はできるようにもなっていないのです。
ところが、塾で与えられる問題が多いから、そう一問に時間がかけられるわけではない。だから、ついウンウンうなっていると
「そろそろ答えを見たら?」と大人は言いたくなるでしょう。
しかし、そこを多少こらえていないと、子どもは本当に考えなくなるのです。本当に考えている過程で実はできるようになっている。たくさんの問題を解くことでできるようになっているわけではないのです。
ここを間違えてしまうことが多い。同じようなパターンの問題を数字を変えて解いたところで、それは機械的に解いているだけのことだから、あまり考えていない。だから思考力はつかないのです。
私は1問最低15分は考えるべきだと思っています。ところがあきらめの良い子、(あるいはいいかげんな子)は1分もたたないうちに「わかんない」と答えを見始める。
で、実際に読んでわかっているのか?といえばうなっていないから、読んだこともよくわからない。だから、これまた力はつきません。
力をつけるためにはウンウンうなりながら考えることです。

最終更新日: 1/23/22, 9:02 AM