18Jun 2021
勉強する仕組みを作る
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から

自分で勉強すれば、そう塾にたくさん行かずとも力がつきます。

しかし、その仕組みを作るのはなかなか難しい。側にいればいろいろコントロールすることもできるでしょうが、お父さん、お母さんとも仕事で家に帰るのがそう早くはない。

その間に、子どもたちが羽を伸ばしてしまうとなかなか勉強がまとまらない。したがって、塾に出した方が良い、とか個別に行かせた方が良いということになるわけですが・・・。

しかし、仕組みを作れば良いのではないかと思うのです。

まず1週間の勉強のスケジュールを決める。塾に行ってもかまいませんが、その宿題をどうするのか、復習をどうするのか、具体的に何を勉強するのかをしっかり決める。

やる時間にお父さん、お母さんは一緒にいることはできないでしょうが、帰った後の内容をチェックすることはできる。チェックした上で、足りないところをどう補っていくか、さらに勉強をどう組み立てるか、子どもといっしょに話をしていけば良いと思うのです。

仕組みを作ってしまうと、案外毎日しっかりスケジュールをこなすことができるし、それなりに勉強が進んでくれば子どもたちも自信を持ってくる。

「勉強しなさい!」というよりもしっかり仕組みを作ることが大事です。

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最終更新日: 6/17/21, 5:17 AM
16Jun 2021
ペースの自由は効率化の戦略
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 5年生の担任から
塾は、概ねカリキュラムが決まっています。

したがって、そのスケジュールにしたがって勉強が進むわけですが、しかし、本当のことをいうと、全員が同じペースでできるわけがない。

ある子にとってはもう少し時間がかかる、ということもあるだろうし、逆にある子にとってはもっと先に進める、ということもあるでしょう。

で、優先されるべきは、「本当にわかっているか」ということ。カリキュラムテストというのは、一応それなりに勉強が終って、ちゃんとできるようになった、という段階で受けた方が良いわけで、そうすれば、子どもたちも自信を失わなくてすむところはあるのです。

だからフリーダムではペースの自由を徹底しています。

フリーダムもカリキュラムは決まっていて、それなりに1週間で終らせることにはなっているが、それもやはり個々の状況によって違う。

だから、終らなければ翌週に回していきます。それでも担任が管理をしているので、何をどう進めるべきかを考えて、進むべきは進み、ゆっくりやるべきところはそうしている、ということなのです。

わからない状況にさらにわからないを積み重なると、結局時間が無駄になる。効率をあげるために、ペースの自由は大事な戦略なのです。

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最終更新日: 6/15/21, 9:39 AM
14Jun 2021
過去問の勉強は時間がかかる
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
通っている塾で、過去問を始める時期が11月だ、というのを聞いて危機感を感じたお母さんがいました。

「そんなに遅いのであれば、間に合わない・・・。」

そこで、塾に通う時間を減らして、家でいっしょに過去問を解き始めた。わからないこともあるだろうし、勉強の仕方もフォローしないといけないから、というので始めてみたところが、やはりすごく時間がかかる。

「これは早く始めないと絶対に終わらない」
と感じたそうです。

子どもたちの受ける学校はそれぞれ違うので、やるべき過去問も当然違います。しかし、集合授業の塾は、できるだけ子どもたちに同じ事をさせたい。それが集合授業ですから。カリキュラムが進んでいるときは、それで良いのですが、しかし、カリキュラムが終わってしまえば子どもたちの課題はそれぞれだから、やるべき内容を取捨選択しないといけない。

でもそれだと一斉授業は成り立たない。最初予備校がゼミナール方式をとっていたのは、ある意味非常に良い考え方だったのです。自分に必要な授業を取ればいいのですから。

しかし、中学受験の授業はすべてセットになっていることが多いので、自分ができる勉強をまた繰り返す、というようなことが起こっているのです。

過去問の勉強は時間がかかるし、時間をかけないと効果はあがらない。そろそろ個人の課題をどう解決するのか、具体的な勉強方法を実行していってほしいと思います。

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最終更新日: 6/13/21, 8:25 PM