29Sep 2017
合格点を取る戦略(5)
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
国語の続きです。

(3)記述が書けない

往々にして模擬試験は記述の問題が少ない。これは模擬試験の採点を簡単にするためですが、だから学校別傾向が違うと、判定があてにならなくなる部分はあります。

例えば資料から自分の考えをまとめ、記述する問題が多い学校の場合。いくら知識を持っていても、自分で考えて書くという作業ができなければ、合格点に達しないわけで、だから判定はぶれますね。

で、記述が出る学校を受ける場合は、とにかく記述の練習をするしかない。最近は解答すべて、自由記述という学校も増えてきましたから、この対策は欠かせないところです。

しかし、どうしても男の子は書くのをめんどくさがります。5年生なんかだと、記述のところはすべて空白にしている子が多い。これが半年でさて、書けるようになっているか?というとそうではないでしょう。

だから、まず書けるようにするということが大事。

中身もさることながら、量を書けるようにする練習が必要です。そして

「ひとつの文はひとつのことを言えばいい」

というルールで、短文を積み重ねて書く練習をしましょう。そうすると読み手側にとっては、子どもの意図するところが伝わりやすいのです。

これは練習あるのみですが、練習すれば、ほとんどの子が書けるようになるのです。つまり記述が不得意であっても、50%ぐらいの得点は可能になる。つまり差がつきにくくなる。

国語はこれでいいのです。国語はなかなか差をつける側にはなりにくい。特に男の子がそうでしょう。だからとにかく答えをきちんと書いて、そこそこ点数をもらうという考え方でいいのではないでしょうか。

(4)選択肢をあと一歩のところで間違える

例えば選択肢が4つある。ひとつを選ぶのだけれど、2つに絞り込んだ。こっちだ、と思って答えを書いたら、反対側だった、という子、結構いますね。

これは根拠を探すことで解決します。

作題者は著者ではありません。したがって客観的に見て、この答えが正しいという論理は、本文中にそう書いてあるかどうか?ということにあります。だからその部分を探すことによって解決します。

ところが読んだまま、本人の記憶だけで判断すると、最後のところで間違えてしまう。だから、選択肢で迷ったら、この根拠はなんだろう?と検証してみれば、間違えなくなるでしょう。

(5)漢字ができない

これはもう、覚えるしかない。ただ、中学受験、漢字の練習でもおわかりいただけると思いますが、出るものはある程度決まっている。だから、しっかり覚える努力をしましょう。むしろ確実に得点できる部分ですから、ここは優先的に対策すべきでしょうね。


国語は短期的に点数を上げるのは難しい科目です。ただ、算数と違って大きく差が出にくい科目でもあります。

できる子が7割ぐらい、できない子が4割ぐらい。だから何とか5割~6割に持っていければいいのだと考えて、(1)~(4)の対策の中で必要なことをやってみてください。


今日の田中貴.com
川の流れに関する問題


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
親の不安に蓋をする

中学受験 算数オンライン塾
9月30日の問題


gakkoubetsu

最終更新日: 9/30/17, 5:55 AM
27Sep 2017
合格点を取る戦略(4)
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
今回は国語です。

国語の点数を短期的に上げるのはなかなか、大変です。というのは、やはり子どもの精神的な成長とつながっている部分がある。幼い子にとっては、国語はなかなか点数を伸ばしずらいものでしょう。しかし、そうはいっても、やらなければいけない。

まずは得点が伸びない原因を探っていきましょう。

(1)読み取れていない

読み取れていない、というのはいろいろあります。文章の趣旨がわからない。物語の設定がわからない。主人公の心情が理解できない。

「だから、ここで悲しいでしょう?」
「なんで?」

特に男の子はそうですね。自分をその場に置き換えない。置き換えても同じ気持ちには当然なりません。

「こんなこと、どうでもいいじゃん」

ということもあるし、物語の設定がわかっていない場合もある。

悲しいはずだ、というのを理解させることは、非常に大変です。

だから、これは経験を積み重ねるしかないのです。

家で少なくとも週2回、塾でもやれば1週間に4~5本の入試問題をやることになるでしょう。

問題を解いたあとで、どういう設定なのか、どういう趣旨なのか、ぜひお父さん、お母さんが説明してあげるといいのです。

全然ピンときていない場合も多いと思います。なぜなら出題の文章は子ども向けに書かれたものはほとんどないからです。

その経験はコツコツと積み重ねるしかありません。ペースを変えず、入試前日まで続けていきましょう。

(2)時間が間に合わない

模試なんかは、量が多いので、最後まで間に合わなかったという子がいるでしょうね。

何事も遅いという子はいて、文章を読むのも遅ければ、ごはんを食べるのも遅い、朝、学校のしたくをするのも遅い、とまあ、揃ってしまう場合もありますが。

しかし、国語の文章を

「速く読みなさい」

というと、ロクなことがない。

速いということは、読み飛ばすということなのです。だから、速く読むと、ぜんぜんわからないということになります。

だから

最後までスピードについて、細かい指示をしない。

むしろ、コツコツと積み上げていく経験や勉強の中で読む速さが次第に速くなっていきます。

ただ、生活のペースは速くした方がいいです。これはしつけ!

ごはんをゆっくり食べるのは悪くはないが、きびきびした態度が取れるようにすることは大事です。

これを直せば、案外、良くなりますから。読むのを急がせてはいけません。



今日の田中貴.com
第292回 君ならできる


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
合格可能性の真偽

中学受験 算数オンライン塾
9月28日の問題


gakkoubetsu

最終更新日: 9/28/17, 5:55 AM
23Sep 2017
合格点を取る戦略(3)
  • 作成者: Golilla  カテゴリ: 6年生の担任から
算数の目標点は、

(1)単答型 7割から8割
(2)記述型 5割から6割
(3)併用型 6割から7割

でしょう。例えば、単答型の場合、7割をきると差をつけられるイメージになり、8割をとれば差をつけたということになります。

つまり、他の教科とのバランスの中で、

(1)強みか
(2)弱みか

ということをお子さんの点数傾向から、ある程度方向付けすることが必要です。

弱みであるのなら、
「差をつけられないように」する
ということがポイントになるし、強みならば
「差をつけるようにする」
ということが大事になるでしょう。

その両方に有効なのが、「ていねいさ」です。

できる問題を確実に得点に結びつける、ここが一番の対策でしょう。難しい問題、歯がたたない問題は、じっくり対策をするしかない。しかし、まずすぐやるべきなのがミスを減らす方法ですから、過去問を解くとき、塾でプリントを解くとき、日々練習していくのです。

できる子だってミスをします。間違える。ただ、彼らは試験時間内に修正する力を持っている。だから間違えなくなるのです。

全体の3分の2の問題を解いたところで、見直しをする、というのもひとつの手かもしれませんが、子どもはやはり先に進みたい。だから、その場で確認していくという方法を取っていく、というやり方を練習してください。

一方、算数が弱みであるならば、パターン問題を徹底的にやるのも方法です。

パターンはみんなができる可能性が高い。だから、そこを落とすと、差をつけられてしまう。ここだけでも死守するというイメージでしょうか。良く出る問題はある程度決まっています。少なくともそれは絶対にできるという自信をつけるのも大事な戦略です。

次に学校別傾向にそって、出るものをやるという発想が必要です。

受験する学校によって出題の形式も問題のレベルも違います。だから、どの学校を志望するかによって、この時期の対策は違うのです。

記述型は50分4題程度。1問できると差が開くようにできている。ただ、満点は相当難しい。だから最初から1問すてる。のと同時に、部分点がきちんともらえるように、式や説明を書いていく。

ある学校では、想定している解答ではない、良い解き方だったので20点満点のところ30点にしたという話もあります。

だから、説明する練習をしっかりしましょう。

単答型は、時間がいっぱいいっぱいになる可能性がある。しかし、問題は難しくないからミスとの戦いになる。

志望校によって戦う練習の仕方が違うのです。

有名校ならばその学校別特訓があるでしょうが、塾にすべての学校別があるはずがない。だから、自宅で過去問を練習する、あるいは似た傾向の問題を解くという学習がどうしても必要なのです。

塾の授業に比してこちらの方が優先順位が高いお子さんがいると思います。だからそういうときは、塾は休んで、優先すべき勉強をした方がいいのです。


今日の田中貴.com
画面共有の威力


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
第一志望をあきらめるな

中学受験 算数オンライン塾
9月24日の問題


gakkoubetsu

最終更新日: 9/24/17, 5:55 AM