17Apr 2017
夏休みまで、毎週割と同じパターンで勉強は進みますから、塾の授業に合わせて週ベースで学習の計画を立てると、「あれもやらなければ」という漠然とした圧迫感からは解放されます。
計画というのは何をやるかを決めることであり、また何をやらないかを決めることでもあるのです。
子どもたちの時間は限られるので、当然、すべてのことができるわけではない。だから優先順位を決めて、「やることを絞り込む」必要があるわけです。
が、一方で、その計画は常に見直さなければなりません。
例えば成績によって、もっと理科をがんばるべきだ、ということが起るかもしれない。あるいはそろそろ社会の知識もしっかり覚えようという段階になるかもしれない。
また国語の過去問を始めよう、ということになるかもしれない。
で、何かが入れば「何かをやめなければ」バランスはとれません。
ここがうまくいかないケースが多いのです。塾の先生からいわれて新たに始めることがあれば、いったん棚上げしなければいけない勉強もあるのです。
その意味で計画は常に修正して新たな気持ちで勉強に取り組んでください。
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最終更新日: 4/18/17, 5:55 AM
16Apr 2017
中学受験が終わった後、大学に入るとまた塾を訪ねてくる子が少なくありません。
で、進学後の文系、理系を聞いていると、男子は比較的理系が多いような気がするのです。本来はだいたい半分ぐらいになるのかな、と思うのですが、やや理系の方が多いかなという印象。もちろん、大学付属校の場合は若干違うのですが、受験校の場合はそんな感じです。
これについて、ひとつ、思い当たる理由があります。
中学受験は比較的、算数と理科に力を入れる。文系科目というのは国語と社会ですが、社会はやはり覚えるものが多いので、どうしても応用力とか思考力ということで考えると算数が中心になってきます。
その結果として算数は結構できるようになった子どもたちが、中学に進むとまずぶつかるのが英語です。
最近は小学校でも英語をやるようになりましたが、それでも結局は最初から始めるようなところがあり、で、当然のことながらいろいろ覚えなければいけない。
一方数学も多少つまらない正負の数から進みますが、それでもやがて方程式になり、関数に進む。結果として算数が得意だった子どもたちは、数学も好きになりやすい。数学が好きになった以上、英語はあまり好きにはなれない。この逆も真です。つまり算数が得意でなかった子はやはり数学や化学、物理というような範囲はあまり気が進まない。一方英語は覚えればいい、と思うから勉強がやりやすい。
ということで文系とか理系とか、いうのができあがってくるのです。もちろん本人の好みもあるし、あるいは中学校に入ってからの指導もあるので、一概にこう、というわけではないが、やはりその流れは少なくないように思います。
で、好きになる、関心があれば、やはり勉強するから、さらによくわかる。これも逆もまた真で、嫌いになる、得意ではない、と思うとやらないから、さらに成績が悪くなって、嫌いになる。
ということで中学受験では比較的算数好きな子ができるので、理系がやや多くなる、ということなのではないか、と思うのです。
全体的な話で言うと、「理科離れ」が多くなっているわけだから、やはり理系に対するアゲインストは少なくない。それが逆転するのは、やはり中学受験の算数が支えているところがあると思います。だから、理系に進ませようと密かに思っている場合は、「算数を好きになる工夫」「算数が得意だと思わせる工夫」をした方が良い。
「君は算数だけはできる」と言っておくと、それだけでも大分違います。まあ、その分算数に力を入れることが必要ですが・・・。
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15Apr 2017
これから子どもたちはたくさんのテストを受けるでしょう。
しかし、テストということになれば、当然のことながら、真剣に解く。何とか良い点数を取ろうと考えるものです。だからそれなりにがんばるわけです。
で、終わった答案や問題は復習しようね、といわれてはいるものの、それほど復習しているわけではないかもしれません。
これはもったいない。
テスト時間、子どもたちがフルに頭を使っている以上、問題に対する印象が強い。だから、そこから解き方を理解するとその問題を普通に解くよりもより理解が深くなっている可能性が高いのです。
次から次へと試験を受けていくと、そこまで余裕はないかもしれないが、それはやはり受けすぎという面が否定できない。
やはりじっくり復習ができるレベルにして、その代わりしっかりと教材として使い切って欲しいと思います。
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