04Mar 2017
算数は、自分で考えた子ほど伸びます。別に算数だけではないと思いますが、しかし、間違いなく自分で答えを出すことにこだわる子は算数ができるようになる。
だれもがその気質を備えているのです。しかし、問題量が多かったり、間に合わなかったりするうちにどんどん、その気が失せてくる。
まだ終わらないなら、答えを見よう。
まだ終わらないから、答えを写しとこう。
それではできるようになるはずがない。
確かに、それなりに問題数をこなすということは必要だけれど、やる問題は「自分で答えを出す」ことができる問題数に限られるべきなのです。
が、今、子どもたちに与えられている量はそれを大きく逸脱しているところがある。
もちろんできている子もいるかもしれませんが、その数はひとにぎりでしょう。
だからできていない子は、他の方法を考えないとなかなか追いつかない。むしろ引き離されてしまうことが多いのです。
まずは自分で答えを出すことができる問題数に限って、いろいろ試せるようにしてみてください。
答えなんか、見ないぐらいの勢いを持っている子はやがて必ずできるようになっていきますから。
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03Mar 2017
国語の答案を見ていると、記号と漢字は書いてあるが、記述は白紙、というのがあります。
で、子どもたちに「ここは?」と聞いてみると、
「わからなかった」
という答えが返ってくるのだけれど、ホントは「面倒だった」という理由なのです。
記述は書けば、多少なりとも点数がもらえる可能性があるから、入試では絶対に白紙で出してはいけないのですが、しかし、5年生ぐらいだと堂々と白紙で出してしまう。
そのもったいなさに気が付いていない、ということなのでしょう。
正解であるかどうか、の前にまず書く、ということでないといけない。
書いているうちに、だんだん書くコツもわかってくるし、抑えどころもわかってくる。
だから記述はとにかく答えるくせをつけましょう。
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02Mar 2017
算数の問題ができないとき、その子は解答を写していました。
板書を写したり、テキストの解説を写したりする。
写すのは時間がかかる。でも、一応、情報が集約されるから、というので写している。明らかに最初はノートをきれいにまとめることがすべて、だったような気がするのです。
で、ここで終わる子もいます。だからこの勉強方法は万人に薦められるわけではない。
しかし、この子は書いているうちに内容を理解する、というプロセスがあったようなのです。
写す、しかもきれいに写す、というためには当然、何を書いてあるか、いったん自分のメモリーに写して、それをノートに書くわけですから、確かに文章や解説が本人の中を通る。
通っていくうちに、だんだんできるようになってきたのです。
その分、時間もかかるし、本当は自分で考えていないから、勉強法として理想的、というわけではありません。でも、何もしないよりはいいかもしれない。
何も書かないよりは書いた方が良い。
わからないなら、まずは解き方を写してみよう、と一歩を踏み出したことが、ひとつの成長を生み出した例です。
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